Sol5をUSBメモリに入れて持ち出す

Sol5はインストーラを使ってインストールしなくても、Windows PC上でSol5の実行ファイルをダブルクリックすることで、Sol5を起動することができます。従って、インストールされたSol5フォルダをUSBメモリなどにコピーして持ち出し、Sol5をインストールしていない外部のWindows PC上で動かすことができます。

Sol5-1.0.13 以降のバージョンで、Sol5実行ファイルが入っているフォルダが書き込み可能であれば、設定ファイル(Sol5設定ファイルと最近使用書類リストファイル)はそのフォルダ内に作られます。このためUSBメモリ等に入れて持ち出したSol5では、設定情報や最近時使用書類情報も同じUSBメモリ内に保存されることになり、利用したPC内には何も残されないことになります。安心して外部PCを利用することができます。

この場合、Sol5設定ファイルと最近使用書類リストファイルは、”Sol5\app\conf” のフォルダに収録されます。なお、デフォルト設定でSol5をインストールしたときは、Sol5フォルダのパスは “c:\Program Files\Sol5″ になり、このフォルダは通常書き込み禁止です。このとき設定ファイルは、”C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Sol5” に書き込まれます。

また、このケースのようにインストールを行わずにSol5を利用する時は、Sol5書類とSol5の関連付けが行われていませんので、Sol5書類アイコンのダブルクリックで書類を開くことはできません。このときは、Sol5画面上にSol5書類アイコンをドラッグ&ドロップすることで、書類を開くことができます。

Sol5-1.0.12を公開しました

機能追加・改善とバグ修正を行った新版です。「Sol5ダウンロード」のページからダウンロードしてください。

機能追加・改善

  1. テキスト内容のチェックに時間がかかっていた所を改善
    これにより書類の読み込み時間がかなり短くなりました。テキスト編集後しばらく動かなくなるような症状もほとんどなくなりなした。
  2. 表の貼り付けデータ内容を改善
    極力元のスタイルを再現できるように変更しました。
  3. 保存時に書類内容を暗号化する設定を追加
    メニュー「ファイル/書類の設定…」に「書類を暗号化して保存する」というチェックマークを追加しました。デフォルトはオフです。これをチェックした後は、保存時にパスワードを聞かれ、指定したパスワードで暗号化されたテキストがファイルに保存されます。暗号化された書類は読み込み時にパスワードを聞かれます。正しいパスワードが与えられれば、解読された文書が表示されます。新しい機能で、まだ十分には検証されていません。当面は暗号化する前の書類コピーを安全な場所に保管しておくことをお勧めします。

バグ修正

  1. メニュー「書類/新規」のバグ修正
    メニュー「書類/新規」でエラーが表示されることがありましたが、これを解消しました。

Windowsからの警告について(Sol5-1.0.12以降)

(1)インストーラ起動直後の警告

Sol5のインストーラ(Sol5-x.x.x.exe)を起動しようとすると、Windowsによって、以下のような警告が表示されることがあります。

「Windows によって PC が保護されました … このアプリを実行すると、PCが危険にさらされる可能性があります」または「現在、SmartScreen を使用できません … このアプリを実行してよいかどうかの判断を支援できません」

Sol5-1.0.12以降のSol5はコードサイニング証明書というアプリに付ける証明書を取得していますので、このような警告は出ないはずですが、ダウンロード数が少ない間は警告が表示されるようです。

インストールファイル(Sol5-x.x.x.exe)を右クリックして表示されるコンテキストメニューでプロパティを開き、「デジタル署名」タブを開いて見ていただくと、このファイルが Hideto Sato によって作成されたものであり、証明機関によって認証されていることが分かります。証明書の情報欄には、以下のように書かれています。

この証明書の目的:
・ソフトウェアがソフトウェア発行者の送信であるか確認する
・公開後のソフトウェアの変更を禁止する

すなわち、このソフトウェアはHideto Satoによって作成され、作成後改ざんされていないということの証明です。このソフトウェアが信用できるとお考えの方は、以下のようにしてインストールしてください。

「実行」ボタンが表示されていないとき
→「詳細情報」をクリック
→「実行」ボタンが表示される
→「実行」ボタンをクリック

「実行」ボタンが表示されているとき
→「実行」ボタンをクリック

ネットで「Windows によって PC が保護されました」で検索していただくと分かりますが、大手企業でもこの警告についてまだ十分に対応できていないところがかなりあることが分かります。

(2)インストール作業実行時の警告

インストーラが立ち上がり、インストール条件設定が終わると、実際のインストール作業が始まります。このときユーザアカウント制御画面が表示され、「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれます。このときはボタン「はい」を押して下さい。

このインストール作業プログラムは、インストール条件に応じてインストーラが動的に自動生成するプログラムです。このため上記証明書を事前に付けることができず、「発行元:不明」になってしまいます。「詳細を表示」リンクをクリックするとバージョン番号とHideto Satoの名前が表示されますので、これが本来の発行元であると理解して下さい。