Sol5-a APK のダウンロード

Sol5-a は、現在、Google Playストアへの登録申請を準備中です。この記事は、この登録完了前に Sol5-a を利用したいという方のためのものです。APKを利用したアプリのインストールについては、別記事をご参照ください。

それでは、Android端末上で以下のリンクをクリックして、Sol5-a の APKをダウンロードし、アプリをインストールしてください。

Sol5-a APKのダウンロード (1.0.28)

PC上のブラウザでこの記事をご覧になっている方は、Android端末上のブラウザでこのページ(https://sol-editor.net/1483/)を表示してダウンロードしてください。

インストールが終わりましたら、「Sol5-a」と書かれたアイコンを探し、タップで起動してください。最初に「ようこそSol5-aへ」というSol5書類が開きます。その説明を読んで、自分に適した方法を選び、Sol5-aを利用してください。

何かトラブルがありましたら、「お問合せ」や「Sol5-a 会議室」を通じて、お知らせください。使用後のご感想もお知らせいただけると、こちらの励みになります。また、「Sol5-a FAQ」や「Sol5-a の便利な使い方」にも、マニュアルに書ききれなかったことが書かれています。ご参照ください。

関連記事

APK を使った Android アプリのインストール方法

Android端末では、APKという形式のファイルを使ってアプリをインストールすることができます。Windows版 Sol5 のインストール時に警告が表示されるのと同様で、この APK によるインストール時にも警告が表示されます。そこで利用しているツール(ファイル マネージャーなど)に一時的にインストール権限を与える必要があります。以下の2点に注意して実行してください。

  • インストールするAPKファイルは、確実に安全なサイトからダウンロードする。
  • インストールには「不明なアプリのインストール」の許可が必要です。従って、作業が終わったら、許可したところを不許可に戻す。

それでは、具体的な手順を説明しましょう。OSのバージョンや機種の違いによって、多少異なるところがあるかもしれませんが、おおよそ同様の方法でできると思います。

なお、ここではファイルマネージャーを使ったインストール方法を説明します。ブラウザを使ってダウンロードした直後にブラウザ上で「開く」をタップすることでもインストールできますが、すぐタップしないとこのリンクは消えてしまいますので、より確実な方法をここではご説明いたします。

1. Files アプリがインストールされているかどうかの確認

Files(正式名称は Files by Google)が端末にインストールされているかどうか確認してください。インストールしていない、または、分からない、という人は、「Play ストア」(Google Play Store)を開き、「Files by Google」を検索してください。インストールされていれば「開く」ボタンが表示されます。インストールされていなければ、「インストール」ボタンが表示されますので、インストールしてください。

なお、Files by Google 以外のファイル マネージャー をお使いの方は、それを使っても同様のことができると思います。

2. APKファイルのダウンロード

ブラウザで所定のサイトのダウンロード ページを開き、所定のAPKファイルのダウンロードを指示します。通常は、端末の「ダウンロード」フォルダにダウンロードされます。

3. APKファイルのインストール

Filesアプリを開き、そこに表示されているカテゴリ「ダウンロード」をタップします。そこに今ダウンロードしたAPKファイルがあるはずです。これをタップすると以下のような警告が表示されます。

この提供元からの不明なアプリをインストールすることはできません。これは「設定」で変更できます。

ここで「設定」をタップして設定画面を開き、「不明なアプリのインストール」をタップして、その「許可」をオンにします。すると「ファイルをインストールしますか?」と聞いてきますので、「はい」と答えるとインストールが行われます。

最近はこのインストール時に、「Google Play プロテクト」から「スキャンしますか?」というダイアログが表示されるようになりました。ここで「はい」と答えると、スキャンが行われ、「このアプリは安全です。」と表示されます。Google も、APK を使ったアプリのインストールに協力してくれるようになったようです。

インストールが終わるとそのメッセージが表示される場合と何も表示がなく終わる場合があるようです。いずれにせよ、しばらくしてから、画面を上にスワイプして表示されるアプリ一覧に当該アプリのアイコンがないか調べてください。
Sol5-a の場合のアイコンは左図のものです。 インストールしたアプリのアイコンがアプリ一覧にあれば、インストールは完了です。

4. Files の設定を元に戻す

Androidの設定 → アプリ → Files by Google をタップして、アプリ情報を表示します。その画面の下の方にある「不明なアプリのインストール」をタップして、その「許可」をオフに戻します。

Sol5-a の概要

Sol5-a とは

Sol5-a はアウトライナー(あるいはアウトライン プロセッサ)と呼ばれるアプリの一つです。これは知識を体系的にまとめることを支援するアプリです。

この種のWindowsアプリとして日本で長く使われてきましたSol4.5の後継がSol5で、これは既に当サイトで公開されています。Sol5-aはそのAndroid版で、Windows版と同じくSol5書類の読み書きができます。なお、Sol(ソル)は “Smart OutLine editor” の略称で、上記のSol4.5, Sol5, Sol5-a 等の総称(共通する概念・用語の集まり)を指しています。

PC版Sol5との連携

Sol5-aは、Google Drive、Dropbox といったクラウド ストレージ上のSol5書類の読み書きができます。これを利用すれば、Windows PCで作成したSol5書類を通勤電車の中でAndroid端末上のSol5-aを使って確認するといったことが可能です。

クラウド ストレージに慣れていない人は、Android端末をUSBケーブルでPCに接続することで、端末ストレージをPCの外部ストレージとみなして、直接Sol5書類を書き込むこともできます。

研究者や仕事人であれば、調べたり、考えたりした情報をPC版Sol5で記録し、外出先ではAndroidのスマホやタブレットで参照するといった使い方ができるでしょう。外出先で得られた情報を、その場で書き足すと言うことも可能です。

なお、ここの画像はクリックすれば拡大表示されます。

初心者向け練習帳の搭載

アウトライナーは便利そうだが、難しそうだということで、敬遠している人が結構多いようです。そこで Sol5-a では、インストール直後に「Solが初めての人へ」という書類が表示されるようにしています。これはSol5で書かれた解説兼練習帳で、書かれている指示通りにその場で操作していけば、一通りのことができるようになるように工夫されたものです。

もちろん既にアウトライナーに慣れている人は、この入門編をスキップして、すぐに使い始めることができます。そのための簡易な解説も用意しています。

メモやToDoリストの作成

アウトライナーは、長文作成の支援だけでなく、断片的なメモを体系的に整理することにも役立ちます。買い物メモやToDoリストの作成などがその例です。アウトライナーであれば、買い物メモでも、単にその日の購入予定リストだけでなく、ネットで調べた情報などもまとめておくことができます。調べた情報が多くても階層にまとめることができますし、不要な細部を見えなくすることができますので、出先で参照するのに向いています。

 

Webページリンク集の作成

スマホやタブレットでは、ブラウザやYouTubeなどで情報を入手することが多いと思います。Sol5-aには、そのような人のための機能が追加されています。これは、WebページのURL(https://で始まるインターネット上のアドレス)をクリップボードにコピーしておいて、Sol5-aにある「p-URL」というボタンをタップするだけで、サイトのタイトルとURLの組がSol5文書に追加されるというものです。これを活用すれば、比較的簡単にWebページのリンク集を作ることができます。当然のことですが、Sol5-aでは、青字で表記されたURL文字列をタップすると、ブラウザが開いて、そのページ内容が表示されます。

タッチ操作に向いたユーザーインターフェース

アウトライナーは通常のエディタなどより機能が豊富ですので、スマホのように限られたスペースの画面で使いやすくすることは難しいです。Sol5-aは、複数のツール・バーを持ち、ツール・タブを使用して表示するツール・バーを選択するというユーザー・インターフェースを採用しています。PC版Microsoft Officeが採用しているリボンの簡易版と思っていただくと良いでしょう。

このユーザー・インターフェースを搭載することで、PC版Sol5と同等の機能をタッチ操作だけでできるようにしています。少し古めかしいデザインですが、どのような機能があるか分かりやすいですし、PC版と同じ感覚で使えますので、慣れれば、使いやすいと思います。

Sol5-aは、Windows版Sol5と同様に、項目タグのタップによる開閉や項目タグのドラッグ&ドロップによる移動・レベル変更をサポートしています。しかし、これらの操作は慣れない人には難しいようですので、初期設定では無効にしています。慣れてきましたら、これらの機能をオンにしてご活用下さい。

書類の保存場所

Sol5-aは書類の保存にAndroid標準の SAF (Storage Access Framework) を使用しています。これにより、保存先として端末本体ストレージ、SDカード、クラウド・ストレージを使うことができます。上でも述べましたように、クラウド・ストレージを使えば、PC版Sol5と同じ書類を共有することができます。現在までに確認が取れているクラウド・ストレージは、Google DriveとDropboxです。Microsoft OneDriveの場合は、そこに置かれた書類を読み込むことはできますが、Sol5-aで変更した書類を保存することはできません。

なお、Sol5-aは、Sol5書類(拡張子 .sl5 のファイル)に関連付けされています。このため、Androidのファイル マネージャー(Files by Googleなど)、ドライブ(Google Drive)、Dropbox などのファイル一覧に表示されているSol5書類をタップすることで、Sol5-a を起動し、その書類を読み込むことができます。

今後の計画

Sol5-aは、現バージョン (v1.0.28) で実用レベルに達していると思いますが、まだまだ改善する余地が残されています。デスクトップ版で実装している機能のうち、表示の拡大機能はプレゼン用としてタブレットなどでも有効でしょうし、リンクによるジャンプ機能も有用だと思っています。
今後は、デスクトップ版と同様にホームページ(https://sol-editor.net)を介してユーザのご意見を拝聴しつつ、優先順位を付けて改善を行っていきたいと考えています。