Sol5-a APK のダウンロード

Sol5-a は、現在、Google Play Store への登録申請を準備中です。この記事は、この登録完了前に、お試しで Sol5-a を利用してみたいという方のためのものです。APKを利用したアプリのインストールについて、十分知識をお持ちの方は、以下のダウンロード リンクをクリックして、Sol5-a の APKをダウンロードし、アプリをインストールしてください。

Sol5-a APKのダウンロード

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Sol5のインストールとアンインストール

Sol5のインストール用ファイルはベクターサイトの … からダウンロードできます。ここでダウンロードされるファイルはZIPで圧縮されています。最初に解凍して、中にある「はじめにお読み下さい.txt」をご覧下さい。そして、同じく中にあるexeファイルをダブルクリックで起動してください。自動でSol5がインストールされます。

Windowsからの警告について Sol5の危険性について

Sol5-1.0.7 からインストーラの形式が変わっています。Sol5-1.0.6以前の版からアップデートされる方は、「Sol5-1.0.2~Sol5-1.0.6 からアップデートされる方へ」をご参照下さい。

なお、Sol5のアンインストールは通常のアプリと同様で、Windowsの設定→アプリでアプリ一覧を表示し、そこにあるSol5を選んで、「アンインストール」ボタンを押してください。なお、アプリ名「Sol5-1」はSol5-1.0.6以前の版です。もし、これがアプリ一覧に登録されているときは、これもアンインストールして下さい。

Sol5-a の概要

Sol5-a とは

Sol5-a はアウトライナー(あるいはアウトライン プロセッサ)と呼ばれるアプリの一つです。これは知識を体系的にまとめることを支援するアプリです。

この種のWindowsアプリとして日本で長く使われてきましたSol4.5の後継がSol5で、これは既に当サイトで公開されています。Sol5-aはそのAndroid版で、Windows版と同じくSol5書類の読み書きができます。なお、Sol(ソル)は “Smart OutLine editor” の略称で、上記のSol4.5, Sol5, Sol5-a 等の総称(共通する概念・用語の集まり)を指しています。

PC版Sol5との連携

Sol5-aは、Google Drive、Dropbox といったクラウド ストレージ上のSol5書類の読み書きができます。これを利用すれば、Windows PCで作成したSol5書類を通勤電車の中でAndroid端末上のSol5-aを使って確認するといったことが可能です。

研究者や仕事人であれば、調べたり、考えたりした情報をPC版Sol5で記録し、外出先ではAndroidのスマホやタブレットで参照するといった使い方ができるでしょう。外出先で得られた情報を、その場で書き足すと言うことも可能です。

なお、左の画像はクリックすれば拡大表示されます。

初心者向け練習帳の搭載

アウトライナーは便利そうだが、難しそうだということで、敬遠している人が結構多いようです。そこで Sol5-a では、インストール直後に「Solが初めての人へ」という書類が表示されるようにしています。これはSol5で書かれた解説兼練習帳で、書かれている指示通りにその場で操作していけば、一通りのことができるようになるように工夫されたものです。

もちろん既にアウトライナーに慣れている人は、この入門編をスキップして、すぐに使い始めることができます。そのための簡易な解説も用意しています。

メモやToDoリストの作成

アウトライナーは、長文作成の支援だけでなく、断片的なメモを体系的に整理することにも役立ちます。買い物メモやToDoリストの作成などがその例です。アウトライナーであれば、買い物メモでも、単にその日の購入予定リストだけでなく、ネットで調べた情報などもまとめておくことができます。調べた情報が多くても階層にまとめることができますし、不要な細部を見えなくすることができますので、出先で参照するのに向いています。

 

Webページリンク集の作成

スマホやタブレットでは、ブラウザやYouTubeなどで情報を入手することが多いと思います。Sol5-aには、そのような人のための機能が追加されています。これは、WebページのURL(https://で始まるインターネット上のアドレス)をクリップボードにコピーしておいて、Sol5-aにある「p-URL」というボタンをタップするだけで、サイトのタイトルとURLの組がSol5文書に追加されるというものです。これを活用すれば、比較的簡単にWebページのリンク集を作ることができます。当然のことですが、Sol5-aでは、青字で表記されたURL文字列をタップすると、ブラウザが開いて、そのページ内容が表示されます。

タッチ操作に向いたユーザーインターフェイス

アウトライナーは通常のエディタなどより機能が豊富ですので、スマホのように限られたスペースの画面で使いやすくすることは難しいですSol5-aは、複数のツール・バーを持ち、ツール・タブを使用して表示するツール・バーを選択するというユーザー・インターフェイスを採用しています。PC版Microsoft Officeが採用しているリボンの簡易版と思っていただく良いでしょう。

このユーザー・インターフェイスを搭載することで、PC版Sol5と同等の機能をタッチ操作だけでできるようにしています。少し古めかしいデザインですが、どのような機能があるか分かりやすいですし、PC版と同じ感覚で使えますので、慣れれば、使いやすいと思います。

Sol5-aは、Windows版Sol5と同様に、項目タグのタップによる開閉や項目タグのドラッグ&ドロップによる移動・レベル変更をサポートしています。しかし、これらの操作は慣れない人には難しいようですので、初期設定では無効にしています。慣れてきましたら、これらの機能をオンにしてご活用下さい。

書類の保存場所

Sol5-aは書類の保存にAndroid標準の SAF (Storage Access Framework) を使用しています。これにより、保存先として端末本体ストレージ、SDカード、クラウド・ストレージを使うことができます。上でも述べましたように、クラウド・ストレージを使えば、PC版Sol5と同じ書類を共有することができます。現在までに確認が取れているクラウド・ストレージは、Google DriveとDropboxです。Microsoft OneDriveの場合は、そこに置かれた書類を読み込むことはできますが、Sol5-aで変更した書類を保存することはできません。

Workflowyとの比較

Androidで利用できるアウトライナーとして代表的なものはWorkflowyだと思います。私も一時期お世話になりました。WorkflowyとSolはよく似たアウトライナーです。Sol5-aはWorkflowyと同じくOPML形式でのデータ交換が可能です。従って、相互にデータを移行することができます。

Workflowyには強力な検索機能がありますので、メモ管理ではSolよりも数段優れていると思います。しかし、私の場合は以下の3つの理由からWorkflowyから離れてSolに戻りました。

(1) データの保管場所
(2) 複数行テキストの扱い
(3) 最終的な文書への仕上げ機能

データの保管場所ですが、Workflowyでは、データはすべてWorkflowyに預ける形になります。私の場合、作業毎にフォルダを作り、そこに関連する文書、画像、表データ、プレゼン資料等をまとめておく習慣があります。アウトライン文書はその中でも特に重要なものですので、同じ場所に置いておきたかったです。

複数行テキストについては、Workflowyもこれを扱うことはできます。しかし、1行テキストとは別扱いになっています。プログラム・リストなど複数行テキストを頻繁に扱う私には使いにくかったです。

最終的な文書への仕上げ機能については、デスクトップ版Solとの比較になります。Workflowyは印刷のことをほとんど考えていないように思われました。他方、デスクトップ版のSolでは、簡単な議事録や通知書類であれば、そのまま提出できるレベルの文書を作り、印刷できる機能が備わっています。ただし、Android版のSol5-aにはそこまでの必要はないだろうと考えて、現バージョンでは印刷機能を省略しています。

SolとWorkflowyはよく似ており、同じようなことができますが、それぞれの主要な目的は異なっているように感じています。

今後の計画

Sol5-aは、現バージョン (v1.0.23) で実用レベルに達していると思いますが、まだまだ改善する余地が残されています。デスクトップ版で実装している機能のうち、表示の拡大機能はプレゼン用としてタブレットなどでも有効でしょうし、リンクによるジャンプ機能も有用だと思っています。
今後は、デスクトップ版と同様にホームページ(https://sol-editor.net)を介してユーザのご意見を拝聴しつつ、優先順位を付けて改善を行っていきたいと考えています。